ご自宅に眠っているテレカや切手は要査定・プレミア価格で買取も

切手の買取

2018年09月05日 18時04分

切手収集はコレクションの王道と言っても良い趣味ですね。ただ、貴重な切手には天文学的な値がつくこともありますから、その域まで行くと「趣味」というには腰が引けます。しかし、もしかしたら、そんな腰が引けてしまうような切手が、家のどこかに眠っているかもしれません。また、亡くなった親御さんの遺品から、高額な切手が見つかることは少なくないようです。
 

高額切手の特徴

高額で取引される切手にはいろいろありますが、その多くは古いものが多いようです。明治や大正期の切手、また海外の切手も高額で取引されているものがあります。
記念切手や特殊切手の中には、比較的新しくても高値買取の対象となるものがあります。海外の切手では、文化大革命期中国の切手が有名です。また、日本、海外問わず、何らかのエラーがある切手は希少価値が高いとされています。
 

高額で取引される切手

  • 切手趣味週間切手
日本郵便では、「健全な切手収集」をコンセプトに、毎年4月20日前後の1週間を「切手趣味週間」として設定しています。日本郵便は毎年、この切手趣味週間に記念切手を発行しています。
 
これまで発行された「切手趣味週間切手」の中で、よく知られているのは「ビードロを吹く娘」と「市川海老蔵」でしょう。
 
ビードロを吹く娘
ビードロを吹く娘は、1955年に発行された切手趣味週間切手。喜多川歌麿作の浮世絵がデザインされています。バラの場合はそれほどの高値は期待できませんが、シートなら3000円程度での買取が期待できる切手です。
 
市川海老蔵
市川海老蔵は、1956年に発行された切手趣味週間切手。発行枚数が多いことから、バラの場合、高値は期待できません。シートなら5000円程度の値段がつく可能性があります。
 

その他の日本のプレミア切手

  • 月に雁
日本の切手の中でも有名な1枚とされる「月に雁」。1949年の発行で、歌川広重の作品を切手として採用したものです。縦長のひじょうに大きな切手で、バラでも5000円程度の値段がつく可能性があります。
 
  • 見返り美人
「月に雁」が発行される前の年、1948年に発行された「見返り美人」は、浮世絵をテーマにデザインされた人気の切手です。やはり縦長でインパクトのある大きさ。日本の美が表現された切手ではないでしょうか?海外でもひじょうに評価が高く、バラでも3000円程度で買い取ってもらえる可能性があります。
 

中国のプレミア切手

中国の切手は、文化大革命期に発行された切手に希少価値があるとされ、高値で取引されています。この時期の中国では切手の収集は禁じられていて、中国の切手が海外に流出することは、ほとんどありませんでした。そのため、文化大革命期に発行された切手は入手が難しいのです。
 
  • オオパンダ
ジャイアントパンダの水墨画がデザインされた切手です。1963年と1973年に発行され、デザインは全部で6種類あります。このすべてがそろっていると高額での買取が期待されます。
 
  • 赤猿
1980年に発行された比較的新しい切手ですが、やはり文化大革命期(厳密に言えば文化大革命直後)の切手として、ひじょうに入手困難なことで知られています。買い取り価格もかなりの高額が見込め、バラでも10万円程度が期待できます。ただし、偽物が多く出回っているので注意が必要です。

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